パンクロックバンド「THE R.O.X」は「かいどう」で昼飯を食す

4月16日、土曜日。

私が「正式サポートメンバー」のドラマーとして参加しているパンックロックバンド「THE R.O.X」の、記念すべき初リハーサルの日だ。

「正式サポートメンバー」とは一体何か。そこにツッコミを入れると締切までに記事が書き上がらないので、この件については棚に上げておく。そのうち「ぼたもち」になって降ってくることでしょう。

リハは渋谷にて朝10時より開始である。

朝に弱いことで有名な私とベースのI.P.Uちゃんは、内心「FAX!!!*1」と叫んだに違いないが、これはリーダーの「朝からリハを入れると一日が有効に使える。」という粋な図らいである。

リーダー、ありがとう(白目)

リハーサルの様子

10時前、渋谷の某スタジオに到着。

キーボードのS氏以外は既に全員揃っていた。ベースのI.P.Uちゃんに至っては先にスタジオに入って個人練をしていた。なんという生真面目さ。メンバーに向かって「今日までに全曲構成覚えてこいよ!」と檄を飛ばした割には一切練習していなかったリーダーは爪の垢を煎じて飲むがいい。

初対面同士で挨拶を交わしたり、「それヨーチューのジャージっぽい」等の解説が必要なローカルネタを交えつつ、楽器の準備は進む。

中略

お昼ごはんどうしよう?

リハが終わったのが12時。

「昼飯を食すか否か。食すのであれば、何を食すか。」

という問いが生じる時間である。

この問いについてはS氏の「中華が食べたい」という一言で解決。リーダーが良い中華料理屋を知っているということなので、それに従う。

SYOKUDOHに到着

薄暗いショーケースに、手頃な値段の中華料理がならんでいる。

ここは「食堂」にカテゴライズされる飲食店であることを確信しながら看板を見ると、「SYOKUDOH かいどう」の表記。やはりSYOKUDOHだ。長音にHを採用する辺りにセンスを感じる。

内装もやはりSYOKUDOHである。清潔感を失わない程度に増大したエントロピーが心地よい。

リーダー、良い店を知っているな。伊達に自腹を切った訳ではない。

注文

食堂にて着座すれば即ち注文だ。

私が真っ先にかた焼きそばを注文したところ、他のメンバーが全員で炒飯を注文。こんなところにも村八分トラップがあるからバンド社会怖い。

ここでリーダーが振る舞い餃子を追加注文。相変わらず自腹の切り方が秀逸だ。

ご注文が到着するまでしばしご歓談ください

ギターは社長だったり、キーボードが新入社員だったり、ベースがDJ兼服飾デザイナーだったり、リーダーが映画狂だったり、私は零細フリーランスだったり、こういう集団なんて言うんだっけ?反社会的勢力?

(違います。)

注文の到着

4人前の炒飯よりも1人前のかた焼きそばの方が早く作れるのは自明である。よって、かた焼きそばが先着。お先に頂戴する。

感想:普通にうまい。

小並漂う感想であるが、そんなことはない。「普通にうまい」というのは最大限の賛辞である。なぜならば、普通が一番であることは自明であるからだ。

遅れて炒飯も到着。こちらにはスープが付随している模様だ。スープを羨望の眼差しで見つめていたら優しいI.P.Uちゃんが「いる?」と尋ねてきたので「施しは受けねぇ!*2」と突っ撥ねてやった。

ちなみにその後、リーダーに「餃子やる」と言われたので食べた。階級社会に従順な生命体が綴るブログはこちらです。

本題

そんな生命体ブロガーも参加している「THE R.O.X」のライブですが、6月12日(日)に新宿ANTINOKにて執り行われる模様です。

タノシイヨ。キナヨ。

 

*1 FAX!!!
①手紙自体を送信することが出来ない電子機器。②私の大好きな熊本在住の友人がよく使っていた隠語。ほんと無事で良かった。

*2 施しは受けねぇ
私の大好きな王子在住の友人が良く使っている決めゼリフ。

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