ポテチ詰め放題に見る人間の欲深さ

本日は高円寺にてTHE R.O.Xのアコースティック編成でのライブを披露してきたのだが、11月下旬並みと言われる寒さの中、路上でカホンをぶったたくと手の平が痛い。

ポテチ商人に捕まるリーダー

ライブの感想はさておき。

会場、といってもそれは商店街の十字路の角なのだが、そのすぐ横には手作りポテトチップスを販売する露店があった。200円でビニール袋に詰め放題という販売スタイルである。ライブ後速やかに楽器を片付て撤収しようと歩き出したところ、この露天商のおばちゃんにリーダーが捕捉され、二つ返事でポテトチップスを購入するに至った。

私もこのポテチを数枚頂戴した。

ジャガイモ、油、塩という最小要素で構成されたシンプルイズベストな味であり、これを食した私は「ウ マ イ ウ マ イ」とうわ言のように呟いていた模様。

詰め放題の魔

ポテチの感想はさておき。

詰め放題とは恐ろしいもので、このポテチ詰め放題の「詰め方」により人間性が露見してしまうのである。

1. 詰めない人

詰め放題、ということは詰めない自由もある。

この詰め方をする人は既存概念に捉われない柔軟な発想の持ち主であるが、ノリで散財する癖があり、周囲の人間を困惑させがちである。

少なくとも露天商のおばちゃんは困惑する。

※個人の感想です

2. 1枚だけ入れる人

0と1には大きな差がある。

1枚だけ入れる人間は基本的には全く詰めない人間と同類だが、詰めない人間と比べて周囲に配慮できる能力が高い。

もちろん、その配慮はあまり意味を成していないのだが。

※個人の感想です

3. 食べられるだけ詰める人

無限ポテチという概念を持たない健康的な人物である。生計を一にする人物に選ぶとエンゲル係数が下がりがち。

※個人の感想です

4. 袋いっぱいに詰める人

200円に対する対価を可能な限り追及する合理的な人物、というか、一般的な感覚の持ち主。

※個人の感想です

5. ポテチを粉々に砕いてまでしてギッチリ詰める人

何事にもリスクを恐れずに挑戦する、フロンティア精神旺盛な人物である。

粉々に砕いたポテチが美味いか不味いか、そんな些細な事はどうでも良いのである。

※個人の感想です

6. 直接胃袋に詰める人

人の話を聞け。

※個人の感想です

ちなみに

私は4以外の詰め方をする人間を見たことがない。

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