引っ越しの為の梱包作業によるラムレーズンとの邂逅

今朝方引っ越し屋よりダンボール一式が届き、引っ越しもいよいよ八合目といったところだろうか。ようやく荷造りが開始できる。

荷造りが開始できるとは言え、家中のモノを適当に詰めれば良いというものではない。引っ越しの日まで約1週間あるため、全てのモノを梱包すると生活不能な事態に陥ることは自明である。

ギリギリまで梱包しないモノと、今梱包して良いモノを選別しなければならないのだ。

選別

そうなると意外と梱包できるものは少ない。梱包して良い物は、タンスの肥やしになっている謎の物品、季節外れの洋服、滅多に使わない食器や調理器具くらいのモノに限られる。ちなみに、謎の物品の大半は捨てられる運命にあるので、結局梱包しないのだが。

食器や調理器具に関しては「外食を活用する」等すれば全て梱包してしまっても良いのだが、我が家には未だ沢山の食品が保管されている為、梱包はこれらを使いきってからにしたい。

よって、残された食品とそれを調理するために必要な調理器具の組み合わせを考え、梱包可能なモノを選別するという悩ましい作業が発生する。

ああめんどくさい。

食材チェック

めんどくさいけど食材を確認する。

幸い、引っ越しが決まってからは不用意にセール中の豚肉を買ったりすることを控えていたので、難しいことは考えなくて良さそうだ。鶏卵を焼くやら、素麺を茹でるやらはフライパン一つあれば充分なので、大体のモノは梱包出来そうである。良かった。

安堵したところで、冷蔵庫の右奥にある密閉式ガラス瓶の存在に気がついた。「ラムレーズン」である。

一体いつからここにラムレーズンが在ったのだろうか。冷蔵庫を開ける度に間違いなく視界に入っていた筈なのだが。

自身のツイッターを見返してみると、これはどうやら2012年5月16日に漬け始めたものらしい。製造年月日の確認に当たり当時の浮かれた自分の呟きをあらためて見る羽目になりアレな気分にはなったが、きっとこのブログも数年後に見るとアレなのだろう。

ともかく、このラムレーズンは4年モノであるらしいことが判明した。

漬物を漬ける年数と美味しさの比例関係について

漬物は漬けた期間が長いほど美味しくなる、というのが通説である。従って、4年間漬けたこのラムレーズンはそれなりに美味しい筈である。

美味しいラムレーズンともなればそのまま食べてしまうのもアリではあるが、折角なので好物の一つである「レーズンバター」にでも加工してしまいたい。

常温に戻した無塩バターに砂糖を加えて、ラムレーズンを加えて適当に棒状に丸めればOK、みたいな話を何処かで聞いたような気がする。加工に際して特に難しいことはなさそうだ。

レーズンバターだけでは口の中がもったりしてしまうので、一緒にコーヒーの類があると良いだろう。幸い、我が家にはコーヒーミルがある。なんかダメな日の翌日、コーヒー「粉」を買うつもりが誤って「豆」を買ってしまい仕方なく購入したミルなのだが、これが完全に「塞翁が馬」で現在大変に重宝している。

そうと決まれば、無塩バターとコーヒー豆を買いに行くとしよう。素敵なおやつの時間はすぐそこで待っている。

ところで

何の話をしていたのかすっかり忘れてしまっているうちに梱包できない食器が若干増えた様子だ。

こんな調子で引っ越しは完了できるのだろうか。

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